REPORT
ROUND 5 SUZUKA
8/29-30
第5戦 鈴鹿サーキット
予選19番手からの追い上げ。決勝6位でポイント獲得
第5戦となる鈴鹿の公式練習、天候:曇り、路面:ドライの中、前戦富士での2位表彰台により勢いに乗るLEON×CVSTOS。昨年表彰台を狙えるポジションにいながら惜しくもリタイヤとなった伝統の鈴鹿1000kmに、万全の体制で挑む。
テストでのデータをベースとし作り上げられたマシンはコースインと共に快調に周回を重ねる。しかしながら前戦のポイントでLEON SLSはハンディウエイトが以前の倍以上となり、流れるような走りを要求される鈴鹿サーキットでは、他車に比べ思ったようにタイムを縮められず、11番手で公式練習を終えた。
公式予選 Q1 気温27℃ 路温32℃。
日差しに恵まれない曇天のなか、黒澤選手のドライブによりコースイン。コーナーを丁寧にクリアし、ゆったりとしたペースでタイヤに熱を入れる。黒澤選手はアタックを続けたがタイムを更新できず下位に沈んでしまう。
重量に苦しむLEON SLSは19番手。Q1敗退となってしまった。
明日の決勝は1000kmの長距離レース、19番手と後方からのスタートとなってしまったが雨との予報もあり、着実に走ることが出来れば結果は必ずついてくる。
8/30(日) 天候:雨/曇り 路面:ウエット/ドライ
決勝レースのスタート前 曇り空の鈴鹿サーキット。昨晩から降り続いた雨は一旦止んだが、コースはフルウエット。通常なら朝のフリー走行が30分あるが、その代わりに決勝スタート前に設けられた20分間の走行時間で、両ドライバーはコース状況、タイヤ、マシンの最終確認を行った。再び雨がサーキットをたたき始めるなか12:30決勝がスタート。
今回は蒲生選手がスタートを担当。ここからLEON SLSの巻き返しが始まる。
絶妙なスタートを切りは周回を重ねるたびに順位を上げ、4周目には13位へとポジションを上げていった。
雨が降る悪条件のなか、蒲生選手の果敢なドライビングは続き、24周目には8位まで浮上する。
31周目に1回目のピットイン。給油、タイヤ交換を行い黒澤選手にドライバーチェンジ。
全車1回目のピットイン終了時点でLEON SLSLは10位を走行するも、その後、12位に順位を落としてしまう。46周目あたりから雨は止み、雲が切れ、コースが乾き始めると、周りが慌ただしく動き始め数台のマシンがピットインしドライタイヤを履いて出ていく。
56周目に2回目のピットイン。給油、タイヤ交換を行い再び蒲生選手にドライバーチェンジ、ドライタイヤでコースイン。セーフティーカーが導入され、レースが再開されたときにアクシデントが発生。80周目にLEON SLSはドライブスルーペナルティを課されてしまう。黒澤選手は遅れを取り戻すべく果敢に走行し、9位まで挽回する。
123周目に最後のピット作業を行い、蒲生選手にマシンを託す。レースも終盤に入り辛い状況のなか、蒲生選手の猛追により8位、7位、そして144周目に6番手争いに勝ちLEON SLSはそのまま6位でチェッカーを受け、5時間55分という長いレースを終えた。
ミスのないレースとはいかなかったが、全員が正確に仕事をして獲た結果だった。