デザインとモチーフに込められた意味
ダイアルに描かれた女神像は、この「時の守護神」を象徴しています。強く何かを命じるのではなく、その人の時間を見守り、前へ進む力を与えてくれる存在として描かれています。
時計に取り入れられたモチーフにも、それぞれ意味が込められています。蛇は幸運、雷はひらめきや刺激、槍は前へ進む力の象徴です。さらに、短針は手を、長針は稲妻を模したユニークなデザインとなっています。稲妻のようなひらめきが生まれ、その力によって運をつかみ、人生が動き出していく――時計の針が回り続けるように、人の時間もまた少しずつ前へと進んでいきます。
原作に添えられた「Just do it!」という言葉には、「考えすぎる前に、まず一歩踏み出してみよう」というメッセージが込められています。「時の守護神」が託す前向きな行動力と挑戦心こそ、本作に宿るクストスの精神を読み解く鍵となっています。
クストスの原点“Challenge”
ケースバックのサファイアクリスタルにある「Challenge」の文字もまた、クストスというブランドの原点を象徴しています。昨日まで存在しなかったものをつくること。既成概念に従うのではなく、自ら新しい表現を生み出すこと。スイス時計の伝統に敬意を払いながらも、その延長線上にとどまることなく、独自の発想で未来を切り拓いてきたクストスの姿勢が、この言葉に込められています。
これまでクストスは、陸・海・空に象徴されるダイナミックな世界観を背景に、ハイテク、スポーティー、エレガンスを独自のかたちで表現してきました。今回のコラボレーションモデルは、そうしたブランドの本質を異なる角度から映し出しています。構造的なスペックやモチーフを表現するのではなく、挑戦する気分そのものをアートによって表現しています。
クストスと青山哲士氏の感性が交差して生まれた「チャレンジ ジェットライナー “アート” テツジ アオヤマ」は、ブランドのDNAである“Challenge”を、鮮やかな色彩と前に進む意志によって再解釈した特別限定モデルです。
Artist / Painter 青山 哲士
コメント
今回このコラボレーションのお話をいただいたとき、CVSTOSが掲げる“Challenge”の精神にとても強く心を動かされました。というのも、僕自身、ジュエリーデザイナー、そして職人として20年以上続けてきた道を手放して、50歳を目前に画家という新しい世界に飛び込んだ経験があるからです。
長くやってきたことを離れて、新しい一歩を踏み出すのは、やはり怖さもありますし、簡単なことではありません。でも、そのときに一番大事なのは、自分の心の声を信じることだと思っています。僕は、神様はどこか遠くにいるのではなく、自分の心の中に宿っていると考えています。だからこそ、何を選ぶのか、どう進むのか、そして未来をどう切り拓いていくのかを決めるのは、いつだって自分自身なのです。
この時計には、自分を信じて前に進むエネルギーを込めました。挑戦する気持ちを後押しして、未来を自分の力で切り拓いていく、そのきっかけになれたら嬉しいです。
プロフィール
青山哲士氏は、鮮やかな色彩とひと目で印象に残る表現で注目を集める現代アーティストです。彫金の領域で培った高度な技術と美意識を礎に、2019年より本格的にアーティスト活動に専念。以降、全国放送の大型テレビ番組のアート企画で高い評価を受けたことをきっかけに、その才能は広く知られるようになりました。国内主要都市の象徴的な商業空間で個展を重ねる一方、台北やロサンゼルスでも作品を発表し、活躍の場を国際的に広げています。さらに、全国的な知名度を誇るテレビ番組のビジュアル制作やキャラクター表現、ラグジュアリーカーとの協業、国内外の著名アーティストとのコラボレーションなど、幅広い領域で存在感を発揮。自由な発想と確かな造形力を併せ持つその作品は、多くの人の感情に直感的に届く魅力を備え、国際的な舞台においても高い期待を集めています。